考え方

「期待」だけを購入しないように

買い物は楽しい娯楽です。
ついつい新しい物って欲しくなりますよね。その時にちょっと落ち着いて自分の気持ちも確認してみませんか?

 

新しい物はいろんな期待も一緒に購入しています

「この服を着るともっと素敵な私になれるかも」

「このテキストを購入すると資格試験に合格できるかも」

「この調理家電を購入すると料理がもっと楽しくなるかも」

「この手帳を使うともっと充実した日々を過ごせるかも」

「このタブレットでもっと仕事が捗るかも」

いつもこの期待も含めて私たちは物を購入しています。この買い物が成功することもあればそうでもない時もあります。

 

必要と期待のバランス

でも、ちょっと落ち着きましょう。

それらの物が必要で購入するのはいいのですが、もし期待の方が購入を決定する気持ちの多くを占めている場合は、少し待ちましょう。

 

物は物です。結局のところ、あなたの期待に応えてくれる可能性は不明です。というよりあなた次第ですね。

 

素敵なお洋服を着たら素敵なあなたになるのではなく、あなたが素敵だから、洋服も素敵に見えるのです。

新しいお洋服を購入しなくても素敵なあなたは既に存在します。洋服はあなたを魅力的に見せるための道具です。

 

資格のテキストも、それを購入したから合格するのでなく、あなたが努力するから合格するのです。必要十分なテキストを購入しましょう。

 

この調理家電を買ったから料理が楽しくなるのではなく、料理が好きなあなたが使うからさらに美味しいご飯を作りやすくなる。

物との関係は、そういうものだと私は思っています。

 

主語はいつも物ではなく、あなたです。

いつもそう思って、お買い物をしてみてくださいね。

投資と浪費

one point:この買い物は「投資」か「浪費」か「必要(生活必需品)」かを考える

物を購入するときに、自分にとって、その物は「投資」か「浪費」かを考えるというのは一つの方法です。

例えば、お洋服。

ある程度までは「必要」です。

仕事で新調したスーツなどは「投資」になるでしょう。

「必要」と「投資」を超えた分は「浪費」になります。

 

でも、「浪費」=悪いこと

ではありません。しかし、「浪費」に偏ってしまうと、洋服が自分が着る以上にたくさんあるという状況になるかと思います。

お金だけでなく、物からも「投資」か「浪費」か「必要(生活必需品)」かを考えるのは良いことだと思います。

大事なことは意識すること。

何となく欲しいかなとか、流行っているからとか、あったら便利とか、自分の意志がない、あるいは低い状態で買い物をしてしまうと後悔の原因になるのかなと思っています。

もう一度書きます。

「浪費」が悪いわけではありません。ただ、意識して「浪費」するようにしてください。

また、必要なら家計簿をつけて「投資」「浪費」「必要(生活必需品)」の割合を出してみるといいでしょう。

この割合も家庭やその人の考え方や状況によって違うものです。ご自身がちょうど良い割合をみつけられるのも大事ですね。