物を処分することについて、断捨離という言葉が知られているので、今回はこちらの言葉を使います。
よく、断捨離して後悔したということを聴きます。
後悔したという方に直接会ってお話を聞いたことがないのですがネットで調べてみるとこんな後悔事例がありました。
- 昔のおもちゃなど
オークションで高く売れるようなので、売れば良かった - 本や雑誌
本は絶版になっていたりして手に入らない - 手帳
控えていた連絡先がわからなくなった - ベビー用品
次の子どもができた、親類に赤ちゃんが産まれるまで取っておけばよかった - サイズアウトした洋服
また痩せたから着れたのに - テキスト、教科書
また勉強するときに買い直さなければいけなくなった
などです。
当てはまるものはあるでしょうか?
思い出が強くあり何度も見返したい物、再び手に入りにくい物は処分は避けたほうがいいのでしょう。
再び手に入らないと思うとさらに手に入れたくなるということも後悔に拍車をかけるのかなとも思いますので、手に入りにくいと思うものは取っておいたほうが無難でしょう。
個人個人で物に対する思い入れが違います。
私は比較的薄い方かなと思っています、これも何となくの感覚ですが。
いろんな理由があると思いますが、私の場合、過去よりも今と未来に気持ちが向いているからかなと思います(後述)。なので仕事で必要な物以外は基本的にどんどん処分しています。
それでも処分ができない物は、自分が行った美術館、映画館、コンサートなどのチラシです。
写真より処分しにくい。不思議ですよね。
人によって大事にしたい物は様々なので、自分のことも他人のことも否定しないことが大事です。
なので「自分が」後悔しない方法を見つけることが大事です。これは家族や友達、お片付けのプロが言うことであってもあまり言うことを聞かないほうがいいでしょう。
捨てるのはいつでもできるのです。
物を捨てて後悔するなら一生使わなくても取っておいたらいいのです。
大事なことはこの3つ
- 処分を急ぎ過ぎない
- 人の言うことを聞き過ぎない
- 自分の感覚を大切に
そしてもう一つ大事にして欲しいのは、買った自分も否定しないということです。反省はOKですが、過去の自分も大事な自分の一部です。
昔は必要だった、あるいは欲しかった、その感情も含めて大切な自分です。
ほとんど使ってない物を処分するときは、次はちゃんと使う物を買おうと反省だけしたら大丈夫。
物の処分なんて人生の中で大した問題ではないのですよ。
過去にはあまり気持ちが向かないのかなと思ったのは、数年前に中学校の時の同級生に会ったときに思ったことです。
私が会って話したかったことは、今現在の彼女がどう過ごしているのか、何を考えているか、今後はどんなことをしたいかでした。逆に彼女が話したかったのは中学校の時の話。
私がほとんど覚えていなかったのでそもそもほぼ会話が成り立たなかったのですが・・・。
彼女には悪いことをしたなという気持ちがありますが記憶にないものはしょうがないということで。
こういう経験があったので、過去にはあまり興味がないのかなと思っています。